数年前にもアマプラで視聴した、クズの本懐
最近、アマプラ内で人気急上昇中のTV番組の候補に挙がっていたので、再視聴しました
やはりおもしろくてすきで、おすすめしたいアニメのひとつなのでご紹介します☆
ネタばれはあまりしたくないので、概要とすきになった理由なんかを書いていきたいと思います
気になる方はぜひご視聴を
クズの本懐とは
漫画原作の学生ものの恋愛ものです
しかし、いわゆる王道恋愛青春ものの、キュンキュンでフワフワで、輝いてる学生時代にノスタルジーを感じつつ、登場人物たちの気持ちのすれ違いや友情のぶつかり合いに、共感もあれば反感もあり、自分と重ねて一喜一憂するような作品ではないように思います
というのも、作品タイトルが「クズの本懐」であるとおり、メイン登場人物がクズのような考えでクズのような関係性をもちます
それは王道恋愛作品であれば、サブヒロインやかませ役の立ち回りであるのでしょうが、クズの本懐は逆にそこを主軸とした作品であるととらえます
クズとは、ダメな人間とかって意味のクズ
性格が悪いとか、ねじ曲がっててるとか、不真面目な生き方をしている人に使ったりしますよね
本懐とは、
本来の願い。本望(ほんもう)。本意。
だそうで、
クズ的生き方をしている登場人物たちの本当の想いが描写されていく作品です
登場人物の関係性
ではどの辺がクズなのか、どの辺が本懐なのか
登場人物の紹介である程度分かります
女主人公 | 安楽岡 花火(やすらおか はなび) |
男主人公 | 粟屋 麦(あわや むぎ) |
女教師 | 皆川 茜(みながわ あかね) |
男教師 | 鐘井 鳴海(かない なるみ) |
メインの登場人物が上記4人
女主人公である花火は、男教師の鳴海が好き
男主人公である麦は、女教師の茜が好き
そして、男教師の鳴海は、女教師の茜が好き
図解にするとこんな感じですが、花火と麦の関係性(灰色の★印)は付き合っていることにする関係性となる
それは双方の本当の想いが叶わない同士だから
同じ境遇である二人が、二人の合意のもとで、気持ち以外を自由にする関係をもつことになる
花火は鳴海のことを想いながら、麦は茜のことを想いながら、二人はキスをする
そんな始まりが第1話になります
この関係が一つのクズ的要素なのかなと思います
そして「クズの本懐」でもあるのかなと
2話目以降、登場人物が増える且つそれぞれの気持ちが複雑に交差していきますし、
3話目、4話目にはさらにクズ的要素が発覚していきます
好きな理由
この作品が好きな理由は、作風ももちろんそうですが、絵と曲にもあるのかなと思います
絵について、上記概要のように、いわゆるドロドロしそうな人間関係の話ですが、
繊細なタッチの作画といいますか、透き通るような人物の画がキレイなんですよね
輝かしい青春、というようなストーリー性ではないものの、違った美しさが感じられたのは、キレイな画の影響もあるかと思います
また、曲については、エンディングテーマの「平行線」を歌っている「さユり」が好きなのです
といいますか、さユりを知ったのがクズの本懐で、平行線以外の曲も聴くようになりました
少しおすすめをあげると、RADWIMPSの野田洋次郎が楽曲提供した「フラレガイガール」は自分に刺さった曲です
ラッドも好きだしさユりも好きだし、もちろん曲も良いです
まとめ
学生主人公たちの恋愛観を主軸として、大人である教師というポジションのキャラの介入によって、より複雑となった人間模様が描かれた作品です
ありそうでありえない、でもありえてもおかしくないストーリーであり、共感できる部分や逆に嫌悪を抱く部分もあるかと思います
タイトルに「クズ」とはありますが、そこまで突飛した非行をしているわけでもなく、
といいますか、誰しも抱くような「クズ」な部分にスポットを当てているため、不快に感じるところも出てくるのかなとは思います
そう、人によるかと思いますが、人を好きになるってこういうことだよな、とか
好かれるってこういうことだよな、とか
または、好かれたいってこういうことだよな、とか
共感できる部分もあるんじゃないかなと思います
それが時には、はたから見たら褒められたものじゃない場合もあるし、なんてそういった感情的な部分を考えてしまうような作品でもあるかと思います
登場人物それぞれ視点の考えや感情が描かれているので、それぞれの気持ちがわかりやすい演出にもなっています
あと、ネタばれをあまりしたくなく概要しか書いてないので、一応書き加えておくと、
クズの本懐は成人向けな描写が多々ある作品になります
また、生徒と教師との恋愛描写なんかもありますし、その辺は理解した上でのご視聴を
個人的にはとても気に入っている好きな作品であり、また見直したくなる作品なので、オススメとしてご紹介しました☆
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